BLOG 記事詳細

一覧

一般内科
健康診断
自費治療

記事詳細

一般内科

舌下減感作療法を始めました

2015年12月09日

アレルギー性鼻炎に対する舌下減感作療法を始めました。

 

減感作療法をご存知ですか?

アレルギー疾患を根治させることができる唯一の治療法と言われています。

お薬での内科的治療になります。

 

まずはアレルギー性鼻炎について簡単に説明を致します。

花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルゲン(抗原)に対して身体の免疫機構が異常反応を示してしまい、炎症を起こし、鼻炎を生じるという疾患です。

主に花粉によるものを季節性アレルギー性鼻炎と呼び、スギやヒノキなど特定の季節にだけ症状が出るものを指します。

一方でハウスダストやダニなどは通年を通して存在するため、通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれています。

 

減感作療法について簡単に説明をすると、抗原を少しずつ身体に投与することで慣れさせて、免疫で攻撃するべきものではないと身体に理解させる内科的治療法です。

漆職人が漆アレルギーにならないように漆を舐めていたという話が残っており、歴史は意外にも古いのかもしれません。

 

減感作療法は最近までは注射による治療がメインでしたが、舌下に抗原を投与することでより簡単により安全により負担が少なく治療ができる時代になってきました。

対応している抗原は今のところ、スギ花粉とダニの2種類です。

 

具体的な治療法について説明を致します。

まずは初診で本当にスギ花粉やダニを抗原としたアレルギー性鼻炎であるかを確認致します。

当院では内科的に問診と血液検査で診断をしております。

治療対象となることが確認をできたら、お薬を少量から投与開始して少しずつ増量を行っていきます。

およそ3−5年程度毎日舌下投与を行う必要があるとされています。

 

各薬剤で用法が少しずつ異なるため記載致します。

■シダトレン(鳥居製薬)

対応抗原:スギ花粉

増量期間:2週間

剤形:液体

舌下保持時間:2分間

長期処方:可

■ミティキュア(鳥居製薬)

対応抗原:ダニ

増量期間:1週間

剤形:錠剤

舌下保持時間:1分間

長期処方:不可(発売後1年以内の為、2016年12月3日までは2週間処方)

■アシテア(塩野義製薬)

対応抗原:ダニ

増量期間:3日

剤形:錠剤

舌下保持時間:錠剤が溶解するまで(約2分間)

長期処方:不可(発売後1年以内の為、2016年11月19日までは2週間処方)

 

いずれも初回投与は安全の為、クリニック内で30分間様子を見させて頂きます。

内服後5分間は飲食など控えて頂く必要があります。

内服後2時間程度は入浴や飲酒や激しい運動を控えてもらう必要があります。

 

副作用についてです。

よくあるようなものとしては口腔内や頭頸部のかゆみや違和感などです。

重篤なものとしてはアナフィラキシーショックなどの可能性がありますが、頻度はかなり稀です。

心配な方にはアナフィラキシーショックの特効薬であるエピペンの処方も可能です。

 

3−5年という長期の治療が必要ですが、根治できればその後の人生はとても快適なものになります。

ただし、当然のことながら全ての方に有効という訳ではなく、治療終了後に効果が減弱したり消えたりすることもあります。

 

ご興味がある方は是非一度お気軽にお問い合わせ下さい。

大阪・梅田のクリニック|内科・健康診断

JOH&PARTNERS UMEDA CLINIC

06-6147-8136

人気の記事TOP5

あわせて読みたい記事